≪Webアプリケーション 目次≫
- ≪Webアプリケーションの基本概念≫
- 【手順1】サーバーの選定
- 【手順2】サーバー初期設定
- 【手順3】ユーザー登録
- 【手順4】ファイアウォールの設定
- 【手順5】Linuxシステムの更新
- 【手順6】Webアプリケーション環境のインストール
- 【手順7】Django用データベースの設定
- 【手順8】Djangoプロジェクトの作成
- 【手順9】FTP接続の設定
- 【手順10】Djangoプロジェクトのテスト起動
- ≪【Nginx+Gunicorn+Django】概念≫
- 【手順11】Gunicorn設定
- 【手順12】NginxにDjangoアプリを設定
- 【手順13】DjangoプロジェクトのSSL化
- 【手順14】複数のDjangoプロジェクトの切り分け
【Nginx+Gunicorn+Django】概念
Nginx
+Gunicorn
+Django
概念
「Webアプリケーションの基本概念」において、下図のように実施すると説明しました。
この中で、Nginx、Gunicrn、Djangoの接続方法について詳しくみてみましょう。
前項の「Djangoプロジェクトのテスト起動」において、Djangoプロジェクト内の静的ファイル(”static”と”medenia”)はNginxと関連付けをさせるためにNginx内のディレクトリ内に設定させました。
ではNginx、Gunicorn、Djangoは細かくみていくとどのような関連性があるのでしょうか。
それぞれのパッケージを組み合わせるためには、上図のような設定を行う必要があります。
具体的には、次のように実施します。
※上図オレンジ色参照
Gunicornはシンプルに考えると、NginxとDjangoの橋渡しの役割を担ってもらいます。
それを実現するために、Gunicornに”sockectファイル”・”serviceファイル”を作成します。
“socketファイル”はNginxとの接続設定を行うための設定ファイルです。
“serviceファイル”はDjangoとの接続設定を行うための設定ファイルです。
※上図赤色参照
Nginxの役割は以下の通りです。
- クライアント(Webアプリケーション利用者)がアクセスする”ドメイン”の管理
- Djangoプロジェクトの静的ファイル(”static”と”media”)の管理
- Gunicornとの接続
※上図赤色参照
Nginxの役割は以下の通りです。
- クライアント(Webアプリケーション利用者)がアクセスする”ドメイン”の管理
- Djangoプロジェクトの静的ファイル(”static”と”media”)の管理
- Gunicornとの接続
Djangoの設定は既に完了しているので、設定ファイルなどの変更は不要です。
※sockファイルの定義のみ追加で必要
Nginx・Gunicorn共にやりたいことはシンプルなのですが、設定するのは少し難解かもしれません。
次項以降でそれぞれの設定について説明していきます。